たまたま、〔一番泣いた「邦画」ランキング〕というものを見て、急に感動作を見たくなって「しゃぼん玉」を見ました。

gooランキング「一番泣いた「邦画」ランキング

1位は「黄泉がえり」3位は「余命1か月の花嫁」です。僕は、この感動作の中2位に入っている「しゃぼん玉」について予備知識がほぼなく、「余命1ヶ月の花嫁」を超える感動作ってどんな作品なんだ!!と期待を持って観ました。結果、2位に納得です。

皆さんにも見てもらいたいので、ネタバレ無しでどんな作品なのか?お伝えしたいと思います。
これを読む全ての人の自宅時間が、少しでも幸せな時間になるお手伝いが出来れば幸いです。

「しゃぼん玉」という作品

この映画と同名のベストセラー小説があります。直木賞作家乃南アサさんの小説で、それを2017年に映画化したのが、「しゃぼん玉」です。※今調べて知りました・・・。

キャスト

  • 伊豆見翔人:林遣都
  • スマ:市原悦子
  • シゲ爺:綿引勝彦
  • 美知:藤井美菜

この映画が、市原悦子さんの遺作となりました。伊豆見翔人(いずみ)は、どうしようもない小悪党。スマは、宮崎の山奥の集落に暮らすおばあちゃん。シゲ爺は、鉄砲担いで一人で山に入る山男。美和は、この集落に似つかわしくない都会的な美人。

「スマ」も「シゲ爺」も、ぶっきらぼうで温かく、厳しくて優しいんです。

ストーリー

伊豆見翔人(林遣都)は、力の弱い老人や、女性をターゲットに「ひったくり」を繰り返す、どうしようもない小悪党。ある日、脅すつもりで取り出したナイフで、女性を刺してしまう。

逃げに逃げた先は、雲海を見下ろす宮崎の山奥の集落。

ひょんなことから、そこで暮らすスマ(市原悦子)と出会い、居候を始める伊豆見(いずみ)。村のおばあ達は、スマの孫だと勘違いして歓迎する。

シゲ爺は、毎日ぐうたら生活しているいずみに、親族にするような愛のある厳しさを持って接する。そして、いずみはシゲ爺の山仕事を手伝う事になる。はじめはイヤイヤ。しだいに日が昇る前の早朝にも関わらず、ちゃんと起きて準備してシゲ爺を待つようになる。

穏やかに、じ~わじわと、いずみの中で何かが変わり始める。
そして始まる祭り。新しい出会い。様々な人生と向き合う事で、過去の自分とも向き合う事になる。

見どころ

市原悦子さんの遺作
宮崎の田舎のおばあちゃんスマを演じています。一言一言が温かく、優しさに溢れています。いずみが居候を始めた頃、いずみはスマが居ない隙に引き出しやらタンスやらを物色します。それを見たスマ。歯ブラシを探してた、と言い訳するいずみ。当然、信じたわけではないでしょう。しかし、その後もスマは「坊はええ子」と、言い続けます。きっと信じてあげたい、という想いなんだと思います。押し付けがましくなく、穏やかだけど強い愛情。こんな演技が出来る女優さん、他に思い当たりません。

シゲ爺の厳しい愛情
スマに負けず劣らず、ジーンとくる愛情が見るものの心を癒してくれます。でも、スマと違い男の優しさなんです。ぶっきらぼうで厳しい言動と裏腹に、それよりもでっかい愛情でいずみを見守ます。原作では、いずみが「人は、いつまでならやり直しができる?」とシゲ爺に問いかけます。「シゲ爺は、何も無かった事には出来ないけれど、落とし前を付ければ大丈夫」と答えます。シゲ爺はきっと、初めて会った時からいずみの素性に何となく気がついているんです。

逃げるな
自分に厳しいのは嫌いだと言ういずみ。「とっくにわかちょるわい、そんな事」とシゲ爺。そして「お前はいつだって逃げることばかり考えちょる」。、、、自分に言われてるようで、、。はい、がんばります、という心境です。そして「やれば出来るっちゅうことは、わしが一番わかっちょる」と。この言葉が後にいずみがする、重大な決断の背中を押します。

気づいた時に直せばええ
スマがいずみに箸の持ち方を注意します。そしてかける言葉ですが、心にひっかっかりを持つ者にとって、どれだけ有難い言葉でしょうか。もしかして、原作でいずみが言った「人は、いつまでならやり直しができる?」という言葉の映画版の答えなのかもしれませんね。

田舎の美しい景観
とにかく美しい。厳しい山の中で整理整頓された田舎というのは、それだけで心が洗われます。

ラストシーン
ラストシーンは楽しみにしていてください。納得がいく最後であり、足りない事もなく描きすぎてもいない、心が温まる最後です。

一番泣いた邦画ランキング二位「シャボン玉」を見よう!!


「しゃぼん玉」は、何となく観た邦画では久しぶりの当たり映画でした。自然と涙が溢れ、心が温かくなりました。そもそも、このランキングが無ければ「しゃぼん玉」という作品は観なかったと思うので、「gooランキング」さんに感謝です!!

見終わった今、「僕が観たかった映画はこんな映画だ」と感じています。

どういう意味かというと、例えば、人の「弱さや強さ」は、きっとまわりの人の「優しさや期待」が作るものなんです。つまり、環境によって人は「善にも悪にも」なるという事です。
生まれてからこれまで、両親にすら十分な愛情を貰えなかったいずみ。当然、だれからも期待される事なく成長し、犯罪を働くようになりました。しかし、スマやシゲ爺から「認められる」事により、また「期待される」事により、「期待に応えたい」「認められる人間でありたい」と考えるようになり、少しずつ心が変わってくるのです。

当然、犯罪はダメです。特に被害者からすると、犯罪者の美談なんて受け入れれらるものではありません。人を傷つけた犯罪者が、いくら反省しようとも許せないでしょう。

しかし、誰もが「いずみ」のような境遇になり得ますし、そんな境遇になった時、法を犯したり人を傷つけたり、つまり「一線を超える」ことは、それほど難しい事では無いと想像できます。僕たちが「一線を超える」事が無いのは、僕たちを取り巻く家族や友人の「期待」であったり「信頼」が、越えられない障壁となって守ってくれているからです。この映画を観ることで、決して自分一人の「道徳心」や「常識」によって自制出来ているのでは無いと、改めて感じることが出来ました。

結局何が言いたいのかというと、この映画を観て、僕は僕の環境にすごく感謝しました。家族や友人や会社のメンバーに「ありがとう」と伝えたくなりました。僕に、帰る場所を与えてくれてありがとう。僕が、道を踏み外さないように期待してくれてありがとう。

本当に言うと気味悪いので言いませんが、そういう気持ちになりました。それが僕が「しゃぼん玉」を見た感想です。

あなたはこの「しゃぼん玉」を見て、どのような感想を持つのでしょうか?ぜひ観てくださいね!!

サービス名称 「しゃぼん玉」配信
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FOD(フジテレビオンデマンド)

※2020年8月時点の配信状況です。最新情報は各サイトにてご確認ください。

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