子供がいるお父さんお母さん。この「ブタがいた教室」をお子さんと一緒に観ませんか?

  • 命とは?
  • 生きるために食べるとは?
  • 生きる意味とは?

映画を観終わった後に、きっと一緒に話がしたくなるでしょう。
そして、きっと今後豚肉が食卓に並ぶと、Pちゃんの話が出るでしょう。

映画としても、教材としても、おススメです。

「ブタがいた教室」ストーリー

2008年に妻夫木聡さん主演で映画化された、「ブタがいた教室」。ご存じの方も多いと思いますが、1900年代に大阪の小学校で実際に行われた授業が題材になっています。

とある小学校で6年2組を担任する新任教師の星先生(妻夫木聡さん)が、みんなでブタを飼ってそのブタをみんなで食べよう、と提案します。小学生たちは、そのブタにPちゃんという名前を付けて、校庭の隅に小屋を建て飼い始めます。

交代制で行う毎日の餌やりや小屋の掃除。当然、土日も休みなしです。はじめは、生まれて初めてする作業に戸惑いましたが、次第に愛着がわいてきます。

卒業が近づき、いよいよ約束の最後が見えてきます。しかしここで星先生は、「食べる」と結論付けずに、子供たちに「食べる」か「食べない」かを考えさせます。卒業までの短い間に、Pちゃんの命をどうするか?子供たちは決めなければいけません。

一体、子供たちはどう判断するのか?
しかし、いくら議論をしても13人対13人で意見が割れてしまい結論が出ません。

星先生は「正解は無い」と言います。そして、その星先生も心が揺れます。最後には星先生が教師の責任として、また6年2組の一員として、一票を入れて結論を出します。

善も悪もヒーローも悪人もいません。それどころか、手法や結論に正解も間違いもありません。モデルになった実際の教育現場でも賛否両論があったようです。答えがないのでなかなか難しいですが、ぜひお子さんと話し合って頂き、命と向き合って頂ければと思います。

「ブタがいた教室」のテーマや背景の考察

この映画を感想を話し合う時、いくつかのテーマがあります。
僕が感じた疑問やテーマをピックアップします。もしよければ、話し合いの参考にしてみてくださいね。でも、星先生の言う通り正解は無いので、一つの意見として聞いてください。

テーマ1:ペットの豚肉と、スーパーの豚肉の違いは?

きっと、ここで言う豚肉に「質」としての違いはありません。違いがあるのは、我々の「心」です。では、我々の心は何が違うのか?僕の考えでは、きっと我々にとって大切な命だったか?知らない命だったか?の違いだと思います。その違いを他で例えるならこうです。

神社でもらう「おまもり」とその「素材」の違い。
お気に入りの「服」と他人の「服」の違い。
自分の「親」と他人の「親」の違い。

誰もが「おまもり」は大切にするけど、その素材には特別関心はありません。同じように、他人の親でなく自分の親を大切にします。でもこれは、明らかに対象によって態度を変えています。差別と何が違うのでしょう?

ペットの豚肉は食べられないがスーパーの豚肉は食べられる。これは矛盾だと感じます。でも、自分の親友なら命がけで守りますが、遠い国の知らない人を命がけで守るか?と言われると、難しいと思います。でもその判断は、多くの人の理解を得られるでしょう。

もしかして、「区別」は良いけど「差別」はダメという事でしょうか?

テーマ2:「区別」と「差別」とは何が違うの?

辞書で確認しました。

「区別」あるものと他のものとが違っていると判断して分けること。
「差別」
取り扱いに差をつけること。特に、他よりも不当に低く取り扱うこと。

なんとなく、区別は平等に区分して、差別は格差をつけて区分する。と理解しそうですが、どうやらそう簡単ではなさそうです。例えば海外で、コチラは白人用トイレ、コチラは黒人用トイレ、と同等のトイレを用意したとします。辞書の通りなら「区別」に分類されます。電車で女子専用車両があるのに男子専用車両が無い。これは辞書だと「差別」にあたります。お酒は20歳になってから、これは区別と思いきや辞書的発想では「差別」です。

どうやら、区別は良いけど差別はダメ、なんて言えない雰囲気になってきました。Pちゃんを特別扱いする事は、他のブタとの「差別」なのでしょうか?

テーマ3:生き物を飼うときの責任とは?

「飼い始めたんだから最後まで見届ける。それが飼う人としての責任だと思います。」
「でも、最後まで見届けるなら良いけど、食肉センターに送るのは最後にしようとしてるんだよ。」

「今、自分たちで食肉センターに送ったほうが責任とれると思う。」
「死ぬまで飼うのが責任じゃないの?」

6年2組では、責任の取り方について議論が集中します。子供たちの「なんとか生かしたい」という思いと、「責任は取らなければいけない」という思いとがぶつかり、責任論に発展します。これは一応国に「動物愛護管理法」という法律があり、責任について明記されています。しかし気になるのは、その中で犬や猫などペットに対する扱いと、牛や鶏など産業用の扱いに違いがあります。

Pちゃんはペットなのか、食肉用なのか?が議論になりそうですね。

テーマ4:殺すのと食べるのは違う?

ただ殺す事と、食べるために殺す事の違い、、、。難し過ぎて答えようがないですね。1ついえることは、ほとんどの動物が「他の生き物を捕食し生きている」という事。もちろん、植物も動かないだけで命です。また逆に、ほとんどの動物は「食べる以外の目的で殺さない」という事。

生物の大前提は、生きるために食べなければいけませんが、そうでなければ殺す必要はありません。

でもそうなると、好き嫌いなんて言ってはいけません。必要カロリーだけ食べればそれ以上は必要ありません。おいしいまずいなんて、もってのほか。という理屈が正しい、という事になりそうです。

僕は、宗教的な事や自然科学的なことは分かりません。1ついえることは、他の命を犠牲にしなければ生きていけないのは、動物全て同じです。それが罪という考え方は、人の原罪という考え方に近いかもしれません。つまり、生きている全ての生物には原罪があり、罪深いものだという大前提で、頂いた命に感謝して、活力にするのであれば「ただ殺す」という事では無いように思います。

その上で、命に差をつけるのは「区別」なのか「差別」なのか、そういう事ではないでしょうか?

テーマ5:命の長さは誰が決めるの?何のために生きてるの?

・・・難しすぎてわかりません。が、あえて自分なりの回答をします。

僕の考えですが、命の長さは誰かが決めるのではなくて、その命が終わった時に決まるように思います。もちろん、その命を誰かが終わらしたとすれば、その命に関してはその誰かが決めた、と言えるかもしれません。

僕の考えですが、何のために生きているのか?について、僕は僕を必要としてくれている人の為に生きているのだと思います。なので、僕はあなたの為に生きています。あなたは、あなたを必要としてくれている人の為に生きています。感謝されるという事は、生きる意味を与えてもらっているという事です。感謝するという事は、その人に生きる意味を与える素晴らしい行いなんです。

なので、Pちゃんは、子供たちの愛情によって素晴らしい人生を生きたと思います。そして、もしPちゃんが感謝してくれたとしたら、それがみんなが生きる意味だと思います。

僕は、生きる意味は自分では無くて、身近な誰かが与えてくれるものだと考えています。少なくとも、正解がない以上間違いもありません。ぜひ一緒に話し合ってくださいね。

「ブタがいた教室」を観るなら「Hulu」で!

「ブタがいた教室」について紹介しました。家にいる時間が長くなるとドラマや映画を見たくなりますが、どうせ見るなら一緒に語り合える映画をみてはどうでしょうか?映画に出てくる子供たちも、決められたセリフなしにディベートしています。

劇中の子供たちのディベートのシーンでは、子役たちは与えられたセリフではなく自分で考えた言葉で話している。台本にはスタッフ・大人の俳優が使う大人用と子役が使う子供用の2種類が用意され、大人用には結末までが書かれているが、子供用にはせりふも結末も何も書かれていない白紙のものしか用意されておらず、監督である前田哲によると、子供たちには演技ではなく素直な気持ちでありのままの姿で議論して自分たちで答えを見つけてほしいとの思いから台本を配らなかったとのこと。
引用:ウィキペディアhttps://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%96%E3%82%BF%E3%81%8C%E3%81%84%E3%81%9F%E6%95%99%E5%AE%A4

映画やドラマは、疑似体験を与えてくれる素晴らしい教材です。人として成長する時に、学校では学ばない事を学ぶ機会にするのはどうでしょうか?

サービス名称 「想い残し」配信
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